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チーム内の対立への対処法

28 December 2020 – News

対立は労働環境において不可避な要素であるとみなされており、医療専門家の間では非常に一般的である。初期兆候はごく些細なことである場合もあり、チーム内での大きなわだかまりを回避するためには対立を最小限に抑えて解決する方法を知っておくことが大切である。
対立は非互換性、不一致、あるいは、不協和に基づく複雑な過程である。期待する役割、部局間での競争、性格の違い、意思決定過程における問題を含む複数の要素を原因として生じる可能性がある。いくつかの研究では、コミュニケーションの問題と組織的支援の欠如も原因要素として挙げられている。
Acas (2014) によると、ほとんどの人が対立に対して主に闘争・逃走・凍結の3つのうちのいずれかの方法で対応すると言われている。対立はチームに対してプラス(建設的)またはマイナス(破壊的)の影響を及ぼす可能性がある。実際、対立に上手く対処できた場合には革新力と創造力、組織関係の強化、スタッフの献身力の向上につながる。対立が解決されない場合には組織全体の生産性が低下する可能性がある。
動物看護師長には、チームの均衡状態を維持し、高水準の患者ケアと飼い主満足度を確保し、そして、チームにおける協力関係の構築を補助する役割がある。スタッフ間での対立に立ち向かうことは恐ろしいことのように思えるかもしれないが、対立が解決されないことによって生じ得るより大きなわだかまりを避けるためには必要なことであろう。書面での対処は伝達不足や誤解を生じる可能性があるため避けるべき方法である。専門家によると、関係者を集めて各人の言い分を遮らずに話させることが推奨される。そして、互いに共通する対立の土台を特定することが必要である。
本稿は全体を通して動物看護師に焦点を当てたものであるが、その内容は様々な分野に応用可能であろう。対立への対処方法や解決のためのチェックリスト、そして、日常生活にも役立つヒントが記されている。
対立は、従業員へのフィードバックやアンケートを活用したり、各人の役割の違いを十分に理解して互いに協力できる環境を整えることによって避けることができる。しかしながら、組織の文化は主にトップに立つ人々の行動によって形成されるということを忘れてはならない。

Kerringan, L. Strategies for managing conflict within a team(チーム内の対立への対処法). July 2019. https://www.theveterinarynurse.com/review/article/strategies-for-managing-conflict-within-a-team