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獣医師の精神衛生と幸福度

8 June 2020 – News

獣医師には様々な形で仕事のストレスがかかり、精神障害をもたらすことがあるため、この問題について多くの試験が実施されているが、これまで以上に有意なデータが求められている。

獣医師における重度の精神障害の罹患率と幸福度を調べるため、本試験の著者はアメリカ合衆国で働く獣医師にe-mailでアンケート(心理的苦痛の専門家による作成)を送り、3540件の回答を得て評価を実施した。

回答者の3分の2が1年以内に、抑うつ、共感疲労、強度の疲労、不安を感じていた。なかでも45歳未満の獣医師が最も精神的苦痛を感じており、幸福度の指標も低値を示していた。

重度の精神的苦痛と幸福度の低さは、夜間勤務や長時間労働、獣医師としての責務、低賃金、毎日1時間以上のソーシャルメディアに起因していた。幸福度の高さは、仕事ではなく、旅行、家族や友人との時間、趣味の読書、運動や人間関係によるものであった。

回答を得た獣医師のわずか41%が、家族や友人にこの職業を勧めると答えたのは憂慮すべき点である。さらには、重度の精神的苦痛を抱えているとされた獣医師のうち、治療を受けていたのは半数のみであった。ただし、自殺を試みた獣医師の割合は一般的アメリカ人での割合よりも低値であった。

本試験から、我々の職業にとって精神衛生や幸福度が重要であることが浮き彫りとなり、雇用主にはここに焦点を当てた対策が求められる。そのなかには、勤務時間とは別にアクティビティの時間を提供することや、タブー無しでこの問題を議論することなどが挙げられる。