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FIPの猫に対するGS-441524の有効性

5 April 2021 – News

一部のRNAウイルスを予防するためにアデノシンヌクレオシド一リン酸プロドラッグGS-5734を使用した有望な結果が得られた後、FIP (猫伝染性腹膜炎)に対する親ヌクレオシドGS-441524の有効性が評価され始めた。この小さな分子は、ウイルスによりコードされる複製過程を直接妨害する。

この調査には、FIPと診断され、明らかな眼疾患または神経学的疾患のない31匹の猫を含めた:滲出型FIPの26匹と非滲出型FIPの5匹。患者は全ての必須でない治療から離脱し、初期投与量はGS‐441524の皮下注射で、24時間ごとに2.0mg/kgであった。最低投与期間は12週間とし、血清蛋白値に異常が依然として認められた動物で延長した。この試験の後期段階では、治療を延長する必要があった場合、または疾患の再発が認められた場合に、投与量を4.0mg/kgに増量した。

12週間の治療を完了した26匹の猫の転帰(5匹が死亡したか、その間に安楽死させられた)は驚くべきものであった。臨床反応のいくつかの例は、12~36時間以内の解熱および2~4週間での黄疸の消失、ならびに治療後10~14日前後の腹水の消失である。26匹の猫のうち8匹が3~84日以内に疾患の再発を起こした。再発の多くは発熱、食欲不振、活動性の欠如であった。

今回の発表時点(2019年2月)では、検討した患者のうち24例が健康を維持していた。従って、GS‐441524はFIP治療の有効かつ安全な選択肢であると結論することができた。至適用量は、4.0mg/kg SC、24時間ごと、少なくとも12週間であることがわかった。

Pedersen, N. C., Perron, M., Bannasch, M., モンゴメリー, E., Murakami, E., Liepnieks, M., & Liu, H. (2019). 自然発生した猫伝染性腹膜炎の猫の治療のためのヌクレオシド類似体GS-441524の有効性および安全性。 Journal of Feline Medicine and Surgery, 21(4), 271-281.https://doi.org/10.1177/1098612X19825701